空を見上げて。







でも……………何故だろう。






私はそんな優しい大くんに今までどんな想いをさせていましたか??





『好きだよ』と言ってくれた大くんに『嫌いだよ』と言って。






大くんと言う大切な人が居たのに他の人と付き合っていたり。






そんな酷い事をしていたのにも関わらず、許してくれた大くんに、






私は『笑顔』じゃなくて、






『怒った顔』 『泣いた顔』 『傷付いた顔』 『淋しそうな顔』






そんな顔しかさせなかった。





『笑顔』にさせたことなんかなくて。





私の思い出す大くんの顔はいつだって『笑顔』は存在していなかった。






心配をして伸ばした手を振り払って、






何度も残酷な言葉をぶつけました。





『別れたい』なんて本心でないのに『別れたい』と何度も言いました。







どれだけ、大くんは私の言葉に心に傷を作ったんですか??





何故、何も私に文句や罵声を浴びせなかったんですか??





何故、大くんはそんなにも私に優しくするのですか??








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