ヒカリ

「言わなきゃ‥伝わらないんだよ」

「わかってる‥ッ‥でもッ‥言葉‥に‥できない‥ッの‥」

「うん」

「でも‥辛いのッ‥苦しい‥の‥」

「うん。落ち着いたらでいいから‥」

「ありがと‥」

「大丈夫‥私は杏の側にいるから」


ヒカリは何度も何度も背中を擦りながら
「大丈夫‥大丈夫だから」って言ってくれた。



ヒカリのその優しさに甘え過ぎたかな‥



< 8 / 10 >

この作品をシェア

pagetop