帰り道
「おーい。あやめー!!」






こないで。






願い続けても、
声はどんどん近づいていくだけだった。







「お前ここにいたのか。」








「なんで探すの?」








「お前が好きだからだよ。
  世界の…いいや宇宙の誰よりも…」






「本当に?」
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