絶対的な距離。〜私と彼の何日間にもよる交換日記〜
−−−早朝、六時…。
「姉貴、おはよ!
ご飯置いておくから食べてね」
バタバタとうるさい奴……私の弟が、毎日のように朝早くご飯を置いていく。
「んー、今日も起きなきゃいけないのかあ…」
ふあー、と大きな欠伸をして
カーテンを少しぴらっと開けて、背伸びをする。
………こんな生活でも日差しは浴びたいようだ。
少し窓を開けて換気をし、着替えてから、
ドアを開けてご飯を取りにいく。
−−ん、なんかある……?
いつもは、配膳用のお盆にちょこんとお茶碗等があるだけだった。