赤い靴
あやちゃん
『あやちゃん。こんにちは。』



こんにちは。



『あなたをずっとみていたのよ。

靴をさがしているのね?

私なんてどうかしら。』



うん。

あなたとても素敵だわ。

でも

ちょっとハデすぎない?



『そう、私ちょっとハデ。

だからみんな買ってくれないのかしら。

まわりの靴だちはみんな買われていくのに

私はずっとここにいるの。』



かわいそう。

寂しいのね。



『私、寂しいの。

ねぇ

私を買ってくれたら

あなたを素敵なところへ連れていってあげるわ。

私とお友達にならない?』



本当?

素敵なところに連れていってくれるの?



『約束するわ。』







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