ものくろ
パッと起きた――

気づいたら朝だった。

何をしなくても朝は来る――

いくら嫌でも…

この家には私以外誰もいない。

いつもの事だ、母親は朝帰り決して仕事をしている訳でもなくただたんに若い男と遊んでるだけ…。

呆れて涙一粒も出ない。
「さあ行こ!」

嫌でも進むんだ早く囲いから出るために。
< 2 / 6 >

この作品をシェア

pagetop