だから私は雨の日が好き。【冬の章】※加筆修正版





『初めまして、時雨。僕の名前は、湊だよ』


『・・・み、なと?』


『そう。これから、ずっと一緒だよ』




初めて手を引かれた時から、貴方は世界で『たった一人の人』。


私の寂しい世界が、貴方の存在で輝いたのよ。




初めての恋。


初めてのキス。


初めての、人。




< 354 / 358 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop