だから私は雨の日が好き。【冬の章】※加筆修正版
a postscript to a book.
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。
時雨の物語は、とりあえずこれで終了です。
これから先の彼女のことを今はまだ考えることが出来ないのですが、いつかまた、彼女のことを書いてあげられたらとも思います。
私は、とても雨の日が好きです。
髪の毛が広がるし、眠いし、濡れるしいいことないと思う方も多いと思います。
確かにその通りで、返す言葉もないのですが…。
それでも、
その時の音とか、
気配とか、
風景とか。
いつもは出逢えないもの達に逢える時間なのだと想います。
この作品の中には、
『生きていくということ』
『大切な人が傍にいる喜び』
みたいなことを書きたかったのです。
結局、ベタベタなハッピーエンド恋愛物語になってしまいましたが…。
恋愛をする上で、私がいつも考えていること。
それは、
『生きて、傍でにいてくれるだけで幸せ』
ということなのです。
人の命は儚くて。
一緒にいられる時間は限られていて。
今、目の前にいる人が。
明日は此処にいないのかもしれない。
いつもそんなことを考えています。
今日を大切にして。
明日を信じて。
自分ではないけれど、かけがえのない人を信じて。
そうして素敵な人生を送れたらいいな、と想います。
この後は、スピンオフを作成予定ですので、ご興味があれば是非お付き合いください。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
◇月影 雫◇