教師の恋愛日
携帯会社からのお知らせメールだった。
やる気を無くし、取り敢えずお風呂に入って着替えた。
食欲も湧かず、テレビの音を聞きながら携帯画面を眺める。
{…いやいやいやいや、駄目だからね?私、先生だから…、何、メール来るのを待ち望んでんだ…}
顔を振って望みを弾き飛ばす。
何か食べようと、食欲を満たすために冷蔵庫を開ける。
麦茶と卵を取り出し、ご飯をよそって卵かけご飯を食べる。
唇や舌に、ご飯や食器が触れるだけで、舞矢の柔らかさと感じた体温を思い出す。
近づく姿や弄らしく笑う表情、潤んだ瞳が揺れ、赤く割れた唇の傷。