教師の恋愛日
「10なんて対して変わんないよ」
「変なこと言わないの!私とあなたは先生と生徒!」
「その前に男と女だ!」
「黙りなさい!」
グッと言葉を飲み込む舞矢。
目が真っ赤で、泣きそうにも、怒っているようにも思えた。
「年上の人に対しての言葉遣いに気を付けなさい」
心を押さえ付けながら、ゆっくりと叱り付けると、舞矢は目を逸らして、拗ねた表情を浮かべた。
「…分かってる、駄目なのも、無理なのも」
「…」
「でも…、センセイ…、ズルいよ」