私だけのメガネ男子
「お前、俺の事友達としか思ってねーだろ」

「だから、少しでも意識してもらおうと思ってメガネかけてたけどっ!」



「"メガネだから"じゃなくて
俺の事を俺自身を好きになってもらいたかったんだよ...だからもうメガネは...」


斗真が最後まで言う前に


私は斗真に抱きついていた



「好きだよっ。斗真が好きなの
メガネなじゃない。斗真が好きなの...
斗真が好き...」


ギューーーー


「うっ、苦しぃ...」


「あーもうまじ可愛し...
うれしんだけど」


さらに、私を抱きしめる斗真の
腕の力が強まる


「い"、い"たい...なんか胸ポケットにいれて...」


それは、もうかけないと言っていた

メガネ..





< 13 / 14 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop