先生教えて…
「はぁ…」


またあの廊下でため息をつく私


部活はいつも通りで


みんな私の指示なんて一切聞かない


結局何も変わらないんだ


「相沢さーん」


やっぱり来た


「水澤先生… またですか…」


「えっ、嫌だった?」


「別に…」


本当は先生を待ってたなんて言えないよ…


「水澤先生 彼女いるの?」


私はふと思い出して聞いてみた


よく考えたら先生のプライベートなんて一切知らない


「いないですって 授業中も言いましたよ」


「まぁ、そうだよね いるわけないよね」


私は笑いながら言った


「ちょっとひどいですよ」


先生も笑ってる


水澤先生と一緒にいると自然と笑顔になれるんだ
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