【完】時を超えて、君に会いに行く。
万年筆を手に取る。
そして私は、久しぶりに小説の続きを書いた。
でも、前の物語とは少し違う。
熱心に物語を書いている途中、ふと顔を上げて、窓の外を見た。
ここから見えるグラウンドには、陸上部の人たちの姿が見えない。
……あれ。
もしかして、部活終わった?
時計を見てみると、もう既に下校時刻に迫っていた。
嘘!こんな時間まで集中して、小説書いてたの!?
私は急いで小説を机の中にしまい、万年筆も筆箱の奥へとしのばせる。
それと同時に、やっぱり私は小説書くのが好きなんだなぁっと思った。