【完】時を超えて、君に会いに行く。



胸がキュッと苦しくなる。それがなぜなのかはわからない。



すっかり日が傾いていて、夕日が彼方を照らしていた。



そんな彼方はキラキラと輝いて見えて、見つめるにはあまりにも眩しくて、キレイで。



胸がトクンと脈打つ。



もしかしたら私は今、顔が赤いかもしれない。



だとしたら、私も夕日に照らされて、この赤い顔を隠してほしいと思ってしまった。




……私って、航のこと好きなの?



彼方の言葉に、疑問を持つ。



風で揺らめく原稿用紙を見つめた。


ヒラヒラと揺れ動く。



まるでそれは、私の気持ちを映し出してるよう。



揺れ動く、感情。



どこへ行くかわからない、この想い。


< 204 / 420 >

この作品をシェア

pagetop