【完】時を超えて、君に会いに行く。
まだよくわからない状況の中、とりあえず体調はもとに戻ったので、ご飯を食べて航と共に学校に向かった。
「本当に無理するなよ?しんどくなったら言えよな?」
「うん、ありがとう。でももう大丈夫だから」
心配してくれる航に笑顔を向け、私は先に教室に入る。
「あっ。未歩、おはよー!」
するとすぐに、友達の沙奈が私に気づいてあいさつをしてくれた。
「おはよー沙奈」
「航もおはよー!」
「おう」
続けて入ってきた航も、沙奈とあいさつを交わした。
実は私たち全員、同じクラスなのだ。
いつも私と沙奈、航と、あともうひとり……。