【完】時を超えて、君に会いに行く。

勝手にライバル視された挙句、親友の座にさせられて。



彼方からしてみれば、いい迷惑だよね。



「おはよう、彼方」



私もまだ眠そうな彼方にあいさつをする。



「ん、おはよ」



ふわぁっとアクビをして、また今にも寝てしまいそうな勢いだけど、とりあえず目を覚ましてくれたようだ。



「月曜日かー。週の始まりはダルいよね〜」



唐突に、沙奈がため息まじりに言った言葉にドキンとした。




……今日は月曜日。



そして私の目の前には、笑ってる航がいる。




あれは夢?



それにしては、リアルな夢すぎた。

< 24 / 420 >

この作品をシェア

pagetop