ORANGE SNOW
「そういえば仲直りはしましたか?」

「…あぁ」

随分前にさくらとセルリアと喧嘩した事?、と言うとエレーが頷いたのでリヴィアスは少し考え、静かに口を開いた。

「…内緒」

「あらあら」

私には分かりますよ、と言うエレーにリヴィアスは再び苦笑し、頭を下げた。

「お世話になりました」

「立派になりましたね、リヴィアス

いいですか。
迷うならば頼りなさい。
一人で抱え込むべきではありません。
貴女は一人ではないのです。
辛くなったらいつでもここに来なさい。
次に会う時は貴女の友として貴女の力になりましょう」


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