14さい。-初キス-【短編】




すると、



三門は真剣な瞳をして


黙ったままわたしを見つめる



「…………」



三門…?


どうしたんだろう…。



さっきとは真逆で

真剣な顔してる。


なんだか、目を逸らせない。



三門のセーターの袖をぎゅっと

握る。



「……矢野……」


そう、ぼそっと呟き


わたしをまた強く抱きしめる。




「…きゃ……」



く…くるしいっ…。


でも、三門の様子が……




すると、


目があった。

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