14さい。-初キス-【短編】





呆れたような声がして、


後ろに振り向くと



ドアの傍に彼が立っていた。


「三門…」


幼馴染の三門太陽。


「バカじゃん?

あんなん嘘に決まってんのに、

あいつらの言うことほいほい聞いて…
だからこき使われんだよ。」



解ってるよ…

そのくらい……


解ってる。


「だって

断れないんだもん…」


口を尖らせて、俯く。


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