大好きなあなたへ

そして、3年前の冬が始まる頃。


永の病気が悪化した。


私は愛生から聞いたんだけど…

愛生は、お母さん達が話しているのを偶然聞いてしまったらしい。


永はもう先が長くないってこと。


愛生からその話を聞いたときはどうしようと思った。


私達が知らず知らずの内に、無茶させてたのかな?

お母さん達の言うこと、守れなかったのかな?

不安で不安で…仕方なかった。

< 5 / 166 >

この作品をシェア

pagetop