紅い空のもと
一日目
今日も一日が始まり、教室のドアを開き自分の席へ座る。
今日も騒がしい。
リュックからペンケースと、教科書と、ノートを取り出すと机の横にリュックを引っ掛けた。
突然声をかけられた。
「おっす!よぉ」
「ん、裕司はよー」
大きくあくびをする
「朝っぱらからでかいあくびだなー」
「ふぁー、寝みぃ、ゲームし過ぎたわ」
「くまできてるぞ」
裕司が俺の目元を指差す、
「マジかよ、ヤバイ保健室で寝てくるかな……『きゃあっ!!!』」
その時聞こえた女子の甲高い声。
虫でも出たか?
叫んだ女子に慌てて駆け寄ったゆずはは、どうしたのかと、相手に尋ねていた。
「わっ、私のロッカーに…………………
銃、…………拳銃が、入って、る」
名にを言ってるんだこの女子は?
ここ学校だぞ?
ありえない、それに実物なんてそうそう見たことがない。
「その銃ちょっと貸してもらえる?」
ゆずはが言った。
まぁ、ホンモノではないだろうし
偽装製品か、ただのおもちゃかだろうね
「……っ、重い……何これ」
ゆずはは、驚いたように目を丸くした。
おいおい、マジかよ、
一気に教室がざわつく。
先生よんでこようと、誰かが言った。
固まったままの状態のゆずはに俺は思わず声を掛ける。
「あれ、ゆずは……一応言っとくけど、自動発砲とか勝手にする銃もあるらしいから、
それ、床に置いておいたら?」
ゆずはは、目だけしっかりとこっちらを向いていた。
こくり、と 小さく頷き。床に置いた
何と無く嫌な予感がした。
俺も自分のロッカーを開けてみることにした。
「あっ、………」
俺のロッカーを開けた瞬間大きい物体が鈍い音を立てて床に落ちた。
『金属バット』だった。
それを見た他の生徒たちも次々とロッカーを開けた。
出てくるものは、一人一人全部別々。
斧とか、サバイバルナイフとか、弓とか、鎌とか、果物ナイフとか、槍とか、
とにかく色々。
なんだこれは、なんで、ロッカーに、
こんな、武器が。
ガラッ‼︎
一気に教室中が静まる
ドアに手が見えた。きっと先生だ‼︎
「先生っ………」
そう言いかけた時俺含む教室中の奴の思考回路は一度停止した。
「ぐあっ、は、は、はぁ、ハ、ハ……
お前らぁ、ハ、ハア、今すぐ、ハアハア、逃げろ、」
全員の視界に映ったのは、いつもみたいに陽気に笑う優しい先生なんかじゃなくてーーーーーーーーーーーーーーーーー
頭が真っ赤に染まって、顔がダレだかわからないくらいぐちゃぐちゃになった
紛れもない、
先生、だった。
「きゃあああああああ‼︎‼︎‼︎‼︎」
女子は、皆叫んだ。
さっきみたいに。
俺は、叫び声なんて、出せなかった、
叫び声なんかより、吐き気の方が
「っ、う、うっ」
俺は口を押さえ、何とか吐き気を堪えた。
先生はバタンって、倒れちゃった。
誰も先生には駆け寄ったりなんかしない。
もうみんなは、先生を先生じゃないって思っているから。
今日も騒がしい。
リュックからペンケースと、教科書と、ノートを取り出すと机の横にリュックを引っ掛けた。
突然声をかけられた。
「おっす!よぉ」
「ん、裕司はよー」
大きくあくびをする
「朝っぱらからでかいあくびだなー」
「ふぁー、寝みぃ、ゲームし過ぎたわ」
「くまできてるぞ」
裕司が俺の目元を指差す、
「マジかよ、ヤバイ保健室で寝てくるかな……『きゃあっ!!!』」
その時聞こえた女子の甲高い声。
虫でも出たか?
叫んだ女子に慌てて駆け寄ったゆずはは、どうしたのかと、相手に尋ねていた。
「わっ、私のロッカーに…………………
銃、…………拳銃が、入って、る」
名にを言ってるんだこの女子は?
ここ学校だぞ?
ありえない、それに実物なんてそうそう見たことがない。
「その銃ちょっと貸してもらえる?」
ゆずはが言った。
まぁ、ホンモノではないだろうし
偽装製品か、ただのおもちゃかだろうね
「……っ、重い……何これ」
ゆずはは、驚いたように目を丸くした。
おいおい、マジかよ、
一気に教室がざわつく。
先生よんでこようと、誰かが言った。
固まったままの状態のゆずはに俺は思わず声を掛ける。
「あれ、ゆずは……一応言っとくけど、自動発砲とか勝手にする銃もあるらしいから、
それ、床に置いておいたら?」
ゆずはは、目だけしっかりとこっちらを向いていた。
こくり、と 小さく頷き。床に置いた
何と無く嫌な予感がした。
俺も自分のロッカーを開けてみることにした。
「あっ、………」
俺のロッカーを開けた瞬間大きい物体が鈍い音を立てて床に落ちた。
『金属バット』だった。
それを見た他の生徒たちも次々とロッカーを開けた。
出てくるものは、一人一人全部別々。
斧とか、サバイバルナイフとか、弓とか、鎌とか、果物ナイフとか、槍とか、
とにかく色々。
なんだこれは、なんで、ロッカーに、
こんな、武器が。
ガラッ‼︎
一気に教室中が静まる
ドアに手が見えた。きっと先生だ‼︎
「先生っ………」
そう言いかけた時俺含む教室中の奴の思考回路は一度停止した。
「ぐあっ、は、は、はぁ、ハ、ハ……
お前らぁ、ハ、ハア、今すぐ、ハアハア、逃げろ、」
全員の視界に映ったのは、いつもみたいに陽気に笑う優しい先生なんかじゃなくてーーーーーーーーーーーーーーーーー
頭が真っ赤に染まって、顔がダレだかわからないくらいぐちゃぐちゃになった
紛れもない、
先生、だった。
「きゃあああああああ‼︎‼︎‼︎‼︎」
女子は、皆叫んだ。
さっきみたいに。
俺は、叫び声なんて、出せなかった、
叫び声なんかより、吐き気の方が
「っ、う、うっ」
俺は口を押さえ、何とか吐き気を堪えた。
先生はバタンって、倒れちゃった。
誰も先生には駆け寄ったりなんかしない。
もうみんなは、先生を先生じゃないって思っているから。