3 ~そして、未来へ。


それ以降、
人の目だったり
人の顔色だったり
見るのが怖くなっちゃったんですね。


「そんなの単なる甘えだ!
社会はそんなに甘くない!」


なんてことは、百も承知です。


しかし、
私が学校に行かないのは
これだけが原因ではありません。


もしこの言葉が
私ではなく他の誰かに
向けられていたとして、

その人がとても繊細な心の
持ち主であったとしたら…


そこには口に出来ないほど
恐ろしい結果が待ち受けていたかも
しれません。



言葉は時に、凶器と化します。



今考えると、
その言葉は私に向けられて
良かったと思っています。


しかし、
こういったことを
「仕方ない」の一言で
片付けてしまってはいけない
と私は思ったのです。
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