また桜の散る頃に
「あやは幼馴染みだったんだ」

「だった?」

「あやは事故で死んだ
俺をかばったときにそのまま.....」

「っ......」

今でも覚えてる

あやのあの血の量

地面が赤く染まってた

「中学生の頃だ
あやは大丈夫だよって笑ってて
それより陵に怪我はなかった?って」

バカだよな..........

「明日、命日なんだあやの」





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