未来への一歩【短編】
小学6年にになったとき
私は転校した
友達ができるのか、不安で仕方なかった
そのとき
「ねぇ!紅葉ちゃんだよね!?」
ニコニコした笑顔が印象的な女の子が話かけてきた
名前は明里
明里は急に転校してきた私と仲良くしてくれた
私は運動が好きで、明里も好きだったから
鬼ごっこをしたりして楽しかった
そんなある日
「何で紅葉は病院に行くの?」
そう聞かれた
正直私は言おうか迷った
前の学校で友達が離れていったから
でも、明里を信じて話してみた
じゃあ
「そうなんだ?それで病院に行ってたんだね」
と、軽い返事をした
私はどういう病気かを少し説明しても
「大変だね?」
としか言わなかった
明里は、私から離れていかないの?
私と今まで通りに接してくれるんだ…。
よかった…。