未来への一歩【短編】
息を吸ってから
また苦しそうにジタバタしているのを見て
救急車呼んだほうがいいのかな
とか
お母さんに連絡したほうがいいのかな
とか
いろんなことを考えた
でも、とりあえず
「起きろ!起きろ!」って何度も叫んで起こした
起きたら意識がハッキリしてきて
戻るんじゃないかと思った
でも、起きてから少しの間
息が吸えなかったんだと思う
でも、私は変な汗が止まらなかった
苦しそうにしている姿を思い出して
ボーっとしていた
でも時間がたつと治った
友達の家から帰るとき
君は言った
「やっぱり、薬飲み忘れた日に遊んだらダメだね」
「え、習慣付いてるのに珍しいね」
って答えたら
「いや、また別の薬」
なんとなく、遊ぶ前の日に飲んで
次の日の調子を良くする薬なんだろうな
って思った
でも、それを飲まないと
あぁなるんだ…