未来への一歩【短編】
「いてなくなっても、泣くなよ」
「高校がんばれよ」
「楽しかったな」
「もっと遊んどけばよかった」
そう、過去のことを振り返りだした
「え、何それ!おんなじ高校だし、これからも遊べるから!」
「だから、絶対いくなよ!」
って心から思いながら返事をした
「もう、しんどいよ」
「くるしいよ」
「わかってくれ・・・もうしんどい・・・」
しんどそうな姿が見えた
けど
「うん」なんて簡単に言えない
その会話をしてるときは
夜中の4時ごろ
それから、すぐ
「おばあちゃんに、手引っ張られる」
って言い出した