未来への一歩【短編】

自分の名前を見つけて教室に入るとき


『池中 紅葉』


その名前が目に入った


転校生と、同じクラスなんだ


そう思って教室に入った


新しい先生の話を聞いて、解散となったとき


私は池中紅葉ちゃんに話しかけていた


「ねぇ!紅葉ちゃんだよね!?」


「う、うん」


緊張したように頷く紅葉ちゃん


そりゃそだよね。転校してきたばっかでこんなテンションで話しかけるんだもんね


「ねぇ!家どこ!?」


「えっと、〇〇地区…」


「そうなんだ!?それなら私の通り道だし一緒に帰ろう?」


「う、うん!」


そうして私と紅葉ちゃんは一緒に帰ることになった


「あ、自己紹介忘れたね!私の名前は明里!明里って呼んでね!」


「よろしく」


それが紅葉と仲良くなったきっかけだった
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