未来への一歩【短編】
とりあえず、引き止めないと!
「いくな!明日も明後日も生きていくんやぞ!」
何度も送った
「あ、手、離してくれた。」
その文章だけでも安心できた
「おばあちゃん、時間やから戻るなって言って帰った」
その文章を見て
窓を見ると
夜が明けていた
よかった・・・
明日も生きれるんだ
LINEできるんだ
話せるんだ
私の名前、呼んでくれるんだ
結局、一睡もしていなかった
初めてオールってものをしたかも知れない
だから、少し頭が痛かったけど
嬉しかった