あなたは不良じゃないんですか?
「だからここ教室だってば!」

しかもさっき先生入ってきちゃったし

先生男だよ?怖いんだけど

「だから見せとけばいいんだって」

魁聖君はそう言う

はぁもうこれ以上言っても意味ないね

私は言い返すのを諦める

すると魁聖君が抱き締める手に力を入れる

「俺が守るから絶対にな」

「……うん信じてるよ?」

「あぁ」

そこまで言うと魁聖君は抱き締めるのをやめた

やっと離してくれたと思う私

でももう少し抱き締めてて欲しかったな
と思う自分もいた


付き合い始めた頃はこんなに魁聖君を好きではなかった
でも今ではかけがえのない存在なんだ
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