あなたは不良じゃないんですか?
ああ良かった意識戻ったみたいだね

担当の先生にいいにいこう

「ちょっと先生に言いにいくね?」

「ここ…にいて…くれ」

そういって魁聖君は弱々しい手で私の腕をつかんだ

「わかった
落ち着くまでここにいる」

私はそういうとベッドの近くにある椅子に座る

魁聖君はしばらくすると普通に喋られるようになり
目を覚ましたときより元気になってきた

「魅梨」

「ん?」

「ごめんな」

「えっ?」

「心配かけたし
魅梨が寂しいとき俺が一緒に居てやれなかった」

「ううんいいよ
魁聖君が元気になっただけで良かった」

「ありがとう魅梨」
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