君と僕の思い出
プロローグ
カーテンがそよそよと
風の中で揺れている

読んでいた本を閉じて

窓際により閉めようとした

するとふわりと風が
窓をすり抜けて
僕の頬をかすめていく


この風も僕のこの行動も今この時間も


何もかもを巻き戻したい
君と過ごしたあの一瞬を


そして……

< 1 / 2 >

この作品をシェア

pagetop