しるし



『あら!春に陸ちゃん!もう着いたの!』



桐原 紀子さん。

お母さんとは幼なじみみたい。


『のりちゃんごめんね、しばらくお世話になります』

『春ちゃん。これからのこと少しはなそっか!』


お母さんは私の方を向いて

『お母さん、のりちゃんと大事な話してくるから

お外で遊んでおいで!』


と言ってぽんぽんと頭を撫でた。



『うんっ雪ダルマ作るねっ!』



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