青春の香りはビーズ玉
プロローグ
子供の頃、駄菓子屋のおばちゃんがくれたラムネ。
その時は嫌いだった。
喉にシュワシュワくる感じが。
でもお母さんが教えてくれた。
ラムネのビンに入っているビー玉を取り出すことが、できたなら
幸せをつかむことができる。と。
私は頑張ったけど、結局取り出せなかった。
そんな時、君に出会ったんだ。
ラムネから取り出したビー玉を持った君に。
< 1 / 22 >