溶ける温度 - Rebirth -
「…今後のために覚えておけよ明季」
目の前には以前の職場の上司、そして現在の職場のマスター。
その彼の前にアホ面で立ちはだかるのは、意味を全く理解できないできそこないの従業員。
いまだに唇の距離は至近距離のままで。
友人関係で済まされるだろう、ぎりぎりのラインで保っていたのに。
「深夜に男を部屋にあげるっていうのはな」
_____こういうことなんだよ。
あっけなく、壊された。