隣の悪魔はご機嫌ナナメ



「はるおはよー!」



「おはよう真里」



いつものように学校にひとりで来た、
そんなあたしも今日はいつもより明るい。



なんでかって?それはね……。



「あれ?はるそれどうしたの?」



教室に着くなり真里があたしのリュックを指差す。



「えっ?ああ、これはねー」



真里が見ていたのはあたしが昨日青久に買ってもらったぺんぎんのキーホルダー。



「青久にもらったんだ」



「へええええ」



なんだかニヤニヤしながらあたしを見る真里。



「え、な、なに?」



「お出かけしたんだ?よかったねえ〜」



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