隣の悪魔はご機嫌ナナメ




たしかに昔からあたし、流行りにはついていけないタイプだけどーーー。



「……なんですか?」



うわ、声まで可愛い!すごい!
この子すごい女の子だ!!



あたしがそんなことを思っていたのもつかの間。


ーーードンッ!



「いい加減にしなさいよ!」



机を叩く音と、怒った声が教室に響いた。



「え、なになに喧嘩?」



「まーた月本さん?やばー」



なんて、女の子たちが騒いでいるのが聞こえた。



また?またってなに?



チラッと真里を見ると、真里もやれやれという顔をしていた。



< 137 / 302 >

この作品をシェア

pagetop