隣の悪魔はご機嫌ナナメ




こんな人がどうしてさっきみたいな言われ方をされなきゃいけなかったのか、不思議なくらい。


みんなは、月本さんの何を見ているんだろう。
疑いたくなってしまうよ。



そんな人が、あたしと友達になりたい?



嘘でしょ。なんでだろう。だけど……。



「あ、あたしでよければ」



遠慮がちに、差し出された手を握る。



断る理由なんか、ないよ。



「ほんと?嬉しい」



すると、目の前にひまわりが咲いた。



なんて綺麗な笑顔なんだろう。
女のあたしが思わず見とれてしまった。



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