隣の悪魔はご機嫌ナナメ



ーーーなんてことだ。
本当になんて日なんだ。



「えーじゃあ今日からこのクラスに
転校してきた転校生を紹介するぞー」



教壇で話す担任に、あたしは
ただびっくりして口を開けていた。



「瀧本青久です、よろしく」



教室に入ってきた人物を見て
女の子たちから黄色い声が飛ぶ。


こいつには昨日から散々驚かされたけど
今回のことはさらにびっくりだ。



なぜ3年の春というこの時期に転校。
しかも同じクラス?!


偶然にしては出来すぎてない?




< 26 / 302 >

この作品をシェア

pagetop