隣の悪魔はご機嫌ナナメ
・小さな出来事、大きな「覚悟」
それからというもの、あたしは少しずつ青久と会うようになった。
3年生になってからまた学校が別々になってしまったあたしたちが会えるのは、休みの日。
久しぶりに会ったあの日と同じ、あのカフェで。
本当は放課後毎日会いたいと言ったあたしだけど、遠いからやめとけと言われてしまった。
自分は毎日、あたしに会いに来てくれてたくせに。
心配かけるな、と言われてしまったからあたしはどうすることもできず、休日会うことで納得した。
放課後は、音さんのこともあるから無理だ、と途中で気づいたけどね。