隣の悪魔はご機嫌ナナメ



「あの、だけど……青久の病院のことはどうなるんですか?」



「え?」



「音さんのご両親は、これからも援助を続けてくれるんですか?じゃなきゃ青久の病院は……」


どうなるかわからないよね。
あたしにはどうすることもできないから。



悔しいけど、音さんにしかできないことだから。



「そのことは大丈夫よ」



「ほ、ほんとですか」



「これからも援助を続けてもらえるようにわたしから両親には言っておくし。あなたたちは何も気にしなくていいわ」



「音さん……」



< 291 / 302 >

この作品をシェア

pagetop