隣の悪魔はご機嫌ナナメ
「なんか言い返したらどうなんだよ。
いつもみたいにーーー」
敬語をやめてそう言いながら
あたしに近づくなり、ドンッと
肩を押されてあたしは床に尻もちをついた。
「ーーーっ!」
「目障りなんだよ。風紀委員長のクセに
俺たちに指図してさ。いいきみだな」
「あんたたち……こんなことして
許されると思ってんの?」
睨みつけると、男たちが笑った。
「そんな口、二度ときけないようにしてやるよ」
ニヤリと笑って振り上げられた手に
あたしはギュッと目を閉じた。