隣の悪魔はご機嫌ナナメ
「あっ!」
そんなことを考えていたら
校庭を歩いて校舎に向かう人を発見。
しかもそれは……。
「滝本くんじゃん」
久しぶりに見る青久の姿で。
ーーー今日は学校に来たんだ。
「よかったね、はる」
「うん……」
嬉しそうな真里につられてあたしも笑顔になる。
会えないとすごくさみしいし
会えたらとても嬉しい。
青久の行動ひとつで振り回されて。
自分は本当に青久が好きなんだって実感する。