隣の悪魔はご機嫌ナナメ



「……よし!任せて!」



元はと言えばあたしのせいでもあるし。



いや、あたしか?
青久のような気もするけど……。



ってだめだ。
今は青久のことを考えるのはやめよう。



「本当ですか!?」



ぐしゃぐしゃと頭の中の考えを
消していたあたしに、黒田くんが
眩しいばかりの笑顔を向けてくれた。



「本当だよ」



「ありがとうございます!逢沢先輩!」



ぎゅっ……。



え……?



< 83 / 302 >

この作品をシェア

pagetop