煙の彼女
彼女
僕は初めて入った古い喫茶店でホットコーヒーを頼むとボックス席に座りゆっくり煙草に火をつけた。
珍しく都会に来てた為に喫煙する場所が見当たらずやっと見つけた喫茶店で吸う煙草は、旨かった。
ホットコーヒーは、直ぐに来てゆっくり口をつけると意外と美味しい。
お客は午後を少し回ってるせいか僕だけで奥に頭の薄いマスターらしき男が座って新聞を読んだいる。
ホットコーヒーを運んで来た若い少し太った女の子はカウンターに入るとファッション誌のような物を読み始めた。
僕は、二本目の煙草に火をつけると深々と吸い込み煙をはいた。
煙は、宙を舞いながら何やら大きくなっていく。
僕は、それをゆっくり見ながらコーヒーを飲み干した。
まだここでしばらく休憩したい為にお代わりを少し大きめの声を出して女の子に頼む。
僕が、煙に少しの間目を離してる間に煙が大きくなりながら僕の隣に来た。
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