明日の君は笑う
しかもなんで,すぐに加賀ちゃんとこいくんだよー。
まるで付き合ってるみたいじゃないか。
いらつくー。
「加賀ちゃーん」
俺はキリアってやつと離したかったから,思わず呼んでしまった。
「何?」
「ちょっといいー?」
この際だから聞いてやろうと,半分投げやりな感じだった。
加賀ちゃんを呼んで加賀ちゃんが立った時には,もうキリアは自分の席で女の子に囲まれてて。
それを見ても,モテていいなーとかそういう感情は一切ないのに,何故か加賀ちゃんの傍にいたときはいらつく。
別に,柚葉と比べてるわけじゃなくて…。