明日の君は笑う


しかもなんで,すぐに加賀ちゃんとこいくんだよー。


まるで付き合ってるみたいじゃないか。


いらつくー。


「加賀ちゃーん」


俺はキリアってやつと離したかったから,思わず呼んでしまった。


「何?」


「ちょっといいー?」


この際だから聞いてやろうと,半分投げやりな感じだった。


加賀ちゃんを呼んで加賀ちゃんが立った時には,もうキリアは自分の席で女の子に囲まれてて。


それを見ても,モテていいなーとかそういう感情は一切ないのに,何故か加賀ちゃんの傍にいたときはいらつく。


別に,柚葉と比べてるわけじゃなくて…。


< 104 / 178 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop