明日の君は笑う
「本当なの…?」
心配そうに私を見る女。
そんな女に私は,ふっと笑って。
「本当よ。だから貴方達は私なんかに構う必要なんてない」
なにいってるんだ,私。
そう自分の中で思っていても,どうしても考えてしまう。
この子達はこんな事をするほど,佐々木君たちがすきなんだって。
だったら,私なんかに構わず頑張って欲しい。
「頑張って。私なんかよりもずっと可愛いから大丈夫よ。ロンドンから応援してるわ」
「…っ,さっきはごめ「謝る必要はないわ。じゃあ」」
そう言って私は女子トイレを出た。
そして決めた。
みんなにもう少しでいなくなるということを言う。