明日の君は笑う
周りの奴らもひそひそと喋っている。
そしてソロ。
加賀ちゃんだった。
「僕らの出会いを 誰かが別れと呼んでも」
瞬間,周りがざわついた。
「っわ,鳥肌もんだろこれ」
「めっちゃ高い声!やばいんだけど!!」
「感動する~」
…やべえ。
鳥肌がやばい。
ちらっと進ちゃんのほうを向いても,進ちゃんも呆然としている。
「いたずらに時は流れていった 君と僕に光を残して」
「「「「「「パチパチパチパチ」」」」」」
歌い終わった瞬間,拍手の嵐。
「やばい,加賀さんっ!感動したよ~」
「あ,ありがと…」
おろおろとしながらお礼を言っていく加賀ちゃん。
「ははははっ」
俺,結構気に入っちゃった。