明日の君は笑う
「いいよ」
「よかった~」
いつもの緩い感じの涼に戻る。
そうだよ,過去を思い出しちゃいけない。
軽く頭を振って忘れる。
「奈々穂~」
ニヤニヤしながら私の名前を呼ぶ涼。
「何,気持ち悪い」
「ひどいな~」
「ニヤニヤしてる涼が悪い」
「ふ~ん?そんな事言っていいんだ~」
「え,どういう…」
聞こうとした瞬間,涼の顔が私の横に来る。
「チュッ」
「~~~っ,涼!///」
「ははっ,早く屋上いこ~ぜ~」
私の周りは,『にぎやか』がいっぱいだ。