明日の君は笑う
「あー修大ー!!」
ぼーっとしてると,双葉が俺の前にいた。
「ご飯ーご飯ー♪ほら進ちゃん行くよー!」
「はいはいー」
いつの間にか進も来ていた。
もし,ここで涼を置いていったら奈々穂と一緒に食べるのか?
そう考えたら口が勝手に動いた。
「奈々穂もいっしょに食べるか?」
「っ,うん!!一緒に食べよ!」
俺が言った瞬間,笑顔でOKをくれる奈々穂。
涼を見ると,少し不機嫌そうだった。
悪いな,涼。
「よーし!じゃあ,屋上行って早く食べよー!!」
双葉は進と一緒に先頭に行った。