明日の君は笑う
「ウワサの加賀っち」
進side
「あちぃー…」
「暑いとか言うのやめろ。余計暑くなる」
「だって暑いじゃんかー!」
ギャイギャイうるさい双葉と落ち着いてる修大。
正反対といってもいいこいつらは一応,いとこ。
そんな暴露は置いといて。
「じゃあ,涼んでく?」
ぽつりと呟いたのは,涼。
「涼むっつっても,どこでー?」
俺が聞くと,涼はニヤリと笑った。
嫌な予感がする。いや,嫌な予感しかしない。
「そこで」
涼の指先にあるのは。
「わーいっ!川だあ!」
「まじでか…」